ギルド名「プリズン」

ユーリ
性別男。「ぴゃー><」と鳴く変な癖がある。愛称は「ユーラ」「ユーラチカ」。
本国では監獄の看守。幼少の頃に暴漢に襲われ、友人の兄が助けてくれるも、模範囚として(恐らく不正を働き)早々に出所した犯人にその友人の兄を撲殺された事により看守を志す様になった。
後述のバーブチカは足掛け三年かけて口説き落とした。プロポーズは「俺が死刑囚だったらどんな処刑をしますか?(満面の笑み)」、立派な明るいヤンデレである。
長との戦いの際に死亡、本国に戻る事は無かった。…というのは表面上で、同性愛を禁止している故郷からの亡命目的で周りを巻き込んでのエトリア世界樹冒険であり、長を倒した後は死亡したと仲間に偽って貰ってバーブチカと二人でタルシスに駆け落ちした。駆け落ち後に養子にした子達の前でも堂々とバーブチカを「奥様」と呼んだ(が、所謂ネコ役であった)。
チェイス系のスキルが得意で斧はあまり使わない。トルネードとダブルアタックにはお世話になった。特にダブルアタックはTPがガス欠しがちであったので本当にお世話になった。


バーブチカ
本国では処刑執行官兼医務室のお医者さん。元軍医。バーブチカは本国の言葉で「蝶々」の意味。
マフィアのドンの父、囲われていた殺し屋の母ローザとの間に生まれ、いつか逃がす時の為にとローザから女として育てられた。6歳から13歳まで父の屋敷で内部粛清の殺しをさせられており、13歳の時に母共々始末されそうになった所をローザが逃がしてくれた。その後、正式に男として生きる事になる。
紆余曲折と戦争のどさくさに紛れて17歳で軍医となり、30歳手前で監獄に就職、処刑執行官として楽しく過ごしていた時にユーリから口説き落とされた。
ユーリとタルシスに亡命し、病院に短期間勤務して自分の診療所を建て、双子の浮浪児を拾って養子として育て兄に医学を、弟に殺しを教えてからユーリとの約束通り心中した(SQ4ギルド・ストーンズ参照)。タルシスで建てた診療所と全ての設備は養子の兄の方に、母の形見の投擲ナイフと自分が子供の頃から愛用していたナイフは養子の弟の方に遺した。晩年は養子達の前でユーリの事を「私のあの子」と堂々と称し、ユーリを「旦那様」と呼んだ(が、所謂タチ役であった)。両側無精巣症なので性生活は一切無かったのでユーリは苦労した、らしい。
基本的に回復役、医術防御でサポートに徹するが、ヘヴィストライク大好きな上に水辺の処刑者とはタイマンガチンコ勝負した撲殺メディック。ラスボス戦では医術防御様さまだった。


イリヤー
ユーリのお父さん、ギルドの皆のお父さん。本国では現役軍人。愛称は「イーリャ」「イリューシャ」。
バーブチカの軍医時代に何度か話した事がある。まさか息子がこの人と人生歩んでいきたいと男を連れてくるとは思ってなかったというのと、軍医時代のバーブチカを知っているので本当はやめて欲しいんだけど、子供の頃から殆ど側に居てやれなかったという後ろめたさから反対出来ず、結局認めた。
エトリアの世界樹探索を提案した張本人。息子とその恋人を国外に連れ出して亡命させる良い口実となると思ったらしい。今生の別れになると覚悟の上での提案であった。二人が駆け落ちした後、何の因果かうっかり娘が生まれた。
バックガードで後衛二人を守る事が多く、シールドスマイトでFOEやボスをどつく事も多かった。花弁系をこよなく憎むプレイヤーにより警戒歩行も良く使わされた。ギルドで一番の年長者なのに多分一番働いた。


リーリャ
イリヤーの奥さん、ユーリのお母さん。元バレエダンサー。
バーブチカの母のローザとは幼い頃からの顔見知りだが、マフィアの殺し屋と関わりを持っていると知られる事を嫌ったローザにより、お互い名前を名乗らず年に一、二度会う程度であった。
初舞台に立った時にローザに連れられて観劇に来てくれた、当時まだ女として育てられていたバーブチカに「お姉さんの薔薇の精の少女役をいつか見られる事を楽しみにしています」と言われ、プリマを目指す様になった。
イリヤーとは軍の慰問で踊った時に知り合い、猛アタックされて結婚した。イリヤーの事を愛称で呼ぶのは今のところ彼女だけである。
実はローザが初恋の人なので、ユーリがバーブチカを連れて来た時、母子二代に渡る恋が実った様に思えたらしい。二度と会えないと分かっていて息子達を駆け落ちさせるのはつらかったが全てを受け入れ、故郷に戻ってから生まれた娘を大事に育てた。
探索にはあまり参加せず、専ら「おかえり」を言う係。彼女が居たのでイリヤーもユーリもがんばれたに違いない。でも探索に出ればよく歌って皆の役にかなり立ってくれた。良いお母さんである。


ヴィクトール
本国では監獄の労働監督官。ユーリの間接的な上司。元軍人。愛称は「ヴィーチャ」「ヴィーチェニカ」。
貧民街育ちで酒乱の父に殴られながら育った。たまたま野犬に追い掛けられていた少女を助けたら懐かれたものの、下流とは言え貴族の娘だった為に結構苦労した。父親にメチルアルコールを飲ませて殺害した後に軍に入り、もう追い掛けてこないだろうと思ってたら例の少女が家を飛び出し追い掛けてきたので腹を括って結婚した。生来体が弱かった妻は娘(後述)を生んだ後、程なくして亡くなった。
戦争中に極寒と飢餓の極限状態に追い込まれ、瀕死の重傷を負っていた部隊長に命じられて部隊長を殺し、その肉を部隊の全員で食ったので、肉があまり好きではない。
バーブチカとは「脳筋」「変態医者」と呼び合う、仲良く喧嘩する間柄。ユーリがバーブチカに殺されたがっているのを最初に見抜き、「良い年した大人の男がそう決めたんなら俺ぁ何も言わねぇよ」と止めなかった。イリヤーとは良い父親仲間。
本国で鞭を使って囚人達(時には看守達)を管理していた為、使うのは鞭のみ。エクスタシーやジ・エンドでよく貴婦人や姫君と鞭対決をしていた。紙装甲なのでマットに沈む率はギルド1だがバーブチカにリザレクションをかけて貰えない事も多かった(が、娘が可哀想という理由でエトリアに戻る前には必ず生き返らせて貰っていた)。


アレクセイ
本国では監獄の経理の人。ピンハネ大好き鬼畜眼鏡。ヴィクトールの妻の弟。愛称は「アリョーシャ」「アリョーシカ」。
姉が素行の悪い男に恋をし、大反対するも、両親から軟禁され望まぬ結婚をさせられそうになった姉が泣き続け衰弱していく姿を見かねて逃がした。最初はヴィクトールを憎んだものの、姉の死後に彼と同じ職場に就職して人となりを知る内に理解を示したどころか興味を持ち、半ば強引に押し掛けて同居し始めた。姪の前で堂々と「好きです義兄さん結婚しましょう」と言っては「しねばいいのに」と言われているが、アレクセイはもちろん姪も特に気にしていない。
バーブチカとユーリの事は周知の上で、エトリアへの同行も快諾した。そこそこ良い奴だが報われない。
全ての術式を満遍なく使う、一芸に秀でない眼鏡。ユーリのチェイススキルとの兼ね合いもあり、大抵一緒に行動していた。最初から最後まで必ず探索に加わっていたので重要な戦力なのだが、影が薄い。南無。


イリーナ
ヴィクトールの娘、アレクセイの姪。エレメンタリースクールの学生。愛称は「イーラ」「イーラチカ」。
記憶に無いくらい幼い頃に母を亡くしたが、監獄勤めの父も母を恋しがっている事を知っているので何も言わない我慢強い子である。叔父のアレクセイが父に懸想している事も知っているが父の一番は母である事、叔父もそれを確認する為にアタックしてはふられていると分かっているという、まだ子供なのに洞察力が恐ろしく高い。
炊事洗濯掃除、全てこなせるので、全く出来なかったユーリにリーリャと一緒に仕込んだ。得意料理は父の好物のガルプツィー(ロールキャベツ)。肉が苦手な父の為に中身は全て野菜で作る。
リーリャと同じく、探索にはあまり参加せずに「おかえり」を言う係。探索に出る際は必ずヴィクトールが連れ添う。父が縛った相手を射ち抜く父娘プレーを度々見せてくれた。ギルドの天使枠である。


プティット
バーブチカの子供の頃の姿。何でそんなのが居るんだと言われても困る。居るものは居る。
バーブチカが絶賛人殺しをしていた8歳くらいの頃の姿であるのでとにかく殺す事しか考えてない。モリビト殲滅ミッションに至っては喜んで探索に出た。ローザから表情を出さない様に躾けられたので何があってもほぼ無表情。殺した時のみ微かに口だけで笑い、ローブをスカートに見立ててカーテシーを披露する。
普段はバーブチカが御しているので姿が見えない。必要な時のみ現れる。不思議な国のアリスのチュシャ猫の様な存在。中身は子供のバーブチカなのでヴィクトールと仲良く喧嘩するしユーリとリーリャに懐いている。イリヤーの背中によじ登って喜ぶ姿も良く見られる。ただし無表情である。ユーリの事を鳴き声から「ぴゃあくん」と呼ぶ。セリフは全てひらがな。
プレイヤーが運用下手な為、滅多に探索に参加させて貰えなかった。ごめん。